西武園競輪のナイターGⅠ「第66回オールスター競輪」(優勝賞金5900万円=副賞含む)は18日に4日目を開催する。メインの11R「シャイニングスター賞」は新山響平(29=青森)がどんな戦い方をするのかにも注目したい。

 もはや〝新山が前受け〟イコール〝突っ張り先行〟は輪界の常識になりつつある。このイメージを定着させたメリットは大きく、後ろ攻めになった相手は突っ張られる前提で一度上昇するため抑え方が甘くなり、新山にとっては突っ張りやすくなる。また中団に構えたラインも新山の突っ張りをアテにするため、結果として新山は自分のペースで駆けることができるのだ。

 初日のドリームレースでは前受けから脇本雄太を突っ張って主導権を握り新田祐大の勝利に貢献。一次予選2・7Rも前受けから2周駆けて別線を完封しシャイニングスター賞の切符を手にした。

「初日は突っ張った脇本さんにまくられて悔しかった。脇本さんがやめたタイミングでメイチで行ってしまい…」とオーバーペースを悔いたが、「2走目はペースで駆けられたし、前検日にセッティングをいじったら感じがかなり良くなった」と感触自体は申し分ない。

 準決フリーパスのシャイニングスター賞は「試したいことを試したい」とニヤリ。どんな引き出しを用意しているのか。