こんにちは、2023東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!

 8月のGⅠ西武園オールスターは、真杉匠(24=栃木)選手が優勝しました。山口拳矢(27=岐阜)選手に続いての若手SS選手誕生はとてもワクワクしますね。グランプリが本当に楽しみです。

 真杉選手といえば今まで何度も強いレースを見せてきましたが、特に印象に残っているのは昨年の名古屋記念決勝。鐘過ぎから仕掛けて先行逃げ切り優勝でした。直線では落車もあったレースでしたが、やはりグレードレースで先行逃げ切りは印象に残ります。

 9月上旬の向日町記念で先行逃げ切りVを決めた北井佑季(33=神奈川)選手や、3月の大垣記念で単騎でカマして押し切った犬伏湧也(28=徳島)選手など、逃げ切りで優勝をした選手は今後もどんどん強くなりそうです。

 また、真杉選手は去年のダービーでは脇本雄太(34=福井)選手に引けを取らないタイムで連日、先行しました。決勝は突っ張り先行を脇本選手にまくられてしまいましたが、思い切り先行して最後はいっぱいになった姿をよく覚えています。そのような先行で戦うレースをたくさんしてきた真杉選手だからこそ、今回のGⅠ優勝を喜んだファンの方も多かったと思いますし、実際に私もその1人です。

 そして先日は豊橋ナイターの放送に出演させていただきました。初めて訪れた豊橋競輪でしたが、バンク開放でバンクに入ることができました! カントは映像では伝わらないほどキツく、生観戦ではスピード感に加えてカントを使って走る選手の姿も迫力があると思います。

 オープンスタジオだったので、放送前後に中部の競輪ファンの皆さまに声をかけていただき、競輪トークや応援の声を頂けてうれしかったです!

 チャレンジ戦では123期同士の戦いを龍野琳太郎(22=岡山)選手が制して優勝となりました! 中団をすんなり取れるも、最終ホーム前からしっかり仕掛けて行く積極的なレースで初優勝となり、初々しいインタビューも見られました。

 A級1・2班で私が気になったのは、高橋綜一郎(27=大分)選手。初日は別線と踏み合うも、突っ張り先行で押し切るレースで強さが際立ちました。

 惜しくも準決勝敗退となりましたが、積極的なレーススタイルは魅力的。めげずに先行を続ける選手は強くなっていくと思うので、今後に期待です。高橋選手は9月19日から地元(別府)出走なので、ぜひ注目してみてください。

 ☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞。