久留米競輪ナイターF1「CTC杯×HPCJC」は11日に開幕。今シリーズはガールズも同時開催。年末の立川ガールズグランプリ2023を走る地元・児玉碧衣の1強ムードだが、2番手グループとなると…。近況絶好調の渡部遥(21=愛媛)が加わってきても良さそうだ。

 競走得点47点を割り込んだ前期(1~6月)の姿はまったくない。デビュー2年目の122期生・渡部の気配がアップしている。本デビュー後、5回目の決勝進出だった11月前橋では鐘過ぎ4角スパートで初優勝(ルーキーSではV歴あり)。これがきっかけになったのか、次の同月京王閣では準優勝、今月初旬の豊橋でも3場所続けての決勝進出に成功。

 出走表に掲載される直近4か月の競走得点は50点を大きく超えて52・55点(今期は49・26点)に。「点数が高すぎて緊張する」と自身も驚く数字に跳ね上がった。好調の要因は「別にない…」と話すが、腰痛が治り、練習ができるようになったことが大きかったか。また、レースを重ねたことで「周りを見られるようになった」ことも。

 今シリーズは地元のスター・児玉を筆頭に奥井迪、鈴木奈央…とビッグネームが顔を連ねる〝濃い〟開催だが「決勝に乗れるように」と意気込んだヤングは4場所連続優出を目指し初日の予選1・7Rで女王・児玉の胸を借りる。