玉野競輪GⅢ「広島競輪開設71周年記念 ひろしまピースカップ」は24日、山田庸平(36=佐賀)の優勝で幕を閉じた。決勝戦のひとつ前の11Rで、このレースが今年のSS班ラストとなる新田祐大(37=福島)が、強烈なまくりで圧勝した。

「準決は積極性が強すぎて、勝ちにこだわる気持ちを忘れていた結果。最終日は保科(千春、32=宮城)君と白岩(大助、44=埼玉)さんのおかげで、1着を取ることに注力できました」と振り返った。

 今年は失格や落車もあり、残念ながらSS班を維持できなかった。「前半はすごくいい形でスタートできたが、高松宮記念杯で落車させてしまって失格。オールスターでは落車してしまって、ダメージが大きく引きずってしまった」と話した。

 そして来年に向けては「SSから陥落してしまうが、一昨年も同じような状況で、勝ちたいし、GⅠでは結果を出さなければいけないという厳しい1年間だった。それがまた来年やって来る。集中力を途切れさせないように」と、気合を入れ直していた。