2023年優秀選手表彰式典(公益財団法人JKA)が14日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京で寬仁親王の第一女子の彬子女王殿下ご臨席のもと、関係者やファンら約300人を集めて4年ぶりに行なわれた。

 彬子女王殿下は「賞を受賞された選手のみなさまに心よりお祝いを申し上げます。本年はパリオリンピック、パラリンピックが開催されます。2023年の世界選手権では多くの日本人選手の方が素晴らしい成績を残されました。パリでの大いなるご活躍を楽しみにしております」とお祝いの言葉を述べられた。

 最優秀選手賞に選ばれた古性優作は昨年、全日本選抜、高松宮記念杯、寬仁親王牌と3つのGⅠを優勝。年間GⅠ3Vは1997年の神山雄一郎以来、26年ぶりの快挙だった。男子の受賞選手を代表してスピーチをした古性は「この度は最優秀選手賞に選出していただき大変光栄です。これからもファンのみなさまの期待に応える以上に、超えていけるように一走一走全力で頑張ります」とあいさつした。

 ガールズ最優秀選手賞はガールズグランプリ2023を制した佐藤水菜が選出された。佐藤は「この度は最優秀選手賞に選出していただき大変光栄です。この賞を励みに、これからも全力で精進していきます」とスピーチした。

 男子の優秀選手賞にはKEIRINグランプリ2023を制した松浦悠士、日本選手権を優勝した山口拳矢、オールスターと競輪祭を制した真杉匠が選ばれた。また女子の優秀選手賞はパールカップの覇者・児玉碧衣、競輪祭女子王座戦でタイトルを獲得した梅川風子が受賞した。

 他にも通算900勝を達成し特別賞に選出された神山雄一郎ら、24人がこの日は表彰された。