令和6年能登半島地震復興支援競輪としていわき平競輪場で4月30日~5月5日の日程で開催される大阪・関西万博協賛GⅠ「第78回日本選手権競輪」のPRのため、関係者が22日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。

 いわき市産業振興部公営競技事務所の木村丈二所長は「29日に前夜祭の〝ダービーイブ〟を開催します。一昨年のダービーの時はコロナ禍でファンのみなさんにサービスを届けられず、今回はそのリベンジの気持ちです」と、ファンのための前夜祭実施に息を弾ませた。

 いわき平競輪場は2011年の東日本大震災の時に、全国から届けられた支援物資を集める拠点としての機能も果たした。木村所長は「あの時の全国の方々からの支援に感謝し、恩返ししたいと思っています。いわき市は元気になったよ! と伝えられれば」と思いを語り、今回はファンのためのサービスに力を入れた。

 開催中の6日間は競輪場併設の駐車場が満車になる可能性が高く、臨時の駐車場を準備。なんと、そちらに停めると、車券購入券1000円分がもらえる。6日間すべてで利用すれば6000円という手厚いサービスだ。また、準決を行う4日には「東京駅からの無料のバス(当日往復)を出します。4月24日まで応募できますので、ぜひ、本場へお越しください」とアピールした。

 1月の開設記念の時に好評だったサッカー日本代表が食べていた西芳照シェフの〝代表カレー〟も5月3~5日に場内で食べることができる。

 シリーズに向けては「レースはやはり地元の大将の佐藤慎太郎に頑張っていただきたい」と、北日本を支える大ベテランにエールを送った。

〝いわき平けいりん応援サポーター〟の知香里さんは「やはり慎太郎さんは欠かせない人。地元のお客様の声援もアツいでしょうし、応えてくれると思っています。慎太郎さんの地元GⅠ優勝を見たい!」と瞳を輝かせた。売り上げ目標は143億円。