松山競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪GⅢ「開設74周年 金亀杯争覇戦」は7日、初日を行った。GⅠ決勝と同じレベルの戦いとなった初日12R特選は南関ライン上位独占という結果。1着の深谷知広(34=静岡)が、北井佑季の強さを振り返る。

「北井は出られるかと思ったけど、またもり返して信じられないくらい強かった。もり返して、もり返しての繰り返し」

 嘉永泰斗の抑え、新山響平の仕掛け、古性優作のまくりを封じた北井の強さを「信じられないくらい」と率直に表現した。

 その北井の番手に付け切り、最後は差し切りの1着には「車間が空いたのが修正点。最後は古性に締め込まれないように走れた。自分の感じは悪くない」と若干の反省はあるものの納得の表情。落ち着いた声で「ラインの力、前と後ろのおかげで1着を取れました」と壮絶なバトルを制した喜びを口にした。

 現状は「波の底から上げていくところ」と前検日に話していたが、この1着は気持ち的に上向くきっかけになる。2日目(8日)の11R二次予選は自力での戦い。若手の山口多聞の勢いはあるものの、これまでと変わらない早めの仕掛けで南関ライン上位独占に導く。