伊東競輪のナイターGⅢ令和6年能登半島地震復興支援競輪「花と海といで湯賞 大阪・関西万博協賛」は15日に2日目を迎え、2Rのガールズ予選2では大本命の小林莉子(32=東京)が3着に敗れる波乱があった。

 目下9連勝中だった小林が人気を裏切ってしまった。自らレースを動かして番手まくりを放った細田愛未(28=埼玉)が快勝。この動きに乗った当銘直美(27=愛知)が2着に入り、終始当銘を追っていた小林は3着が精いっぱい。

 引き揚げてくると開口一番「やっちゃいました」と頭を下げ、そして冷静に敗因を分析した。

「Sを取りにいくくらいの気持ちでいたけど、当銘ちゃんが早かった。立ち遅れてしまったのが最後まで響いた。(初日より)良くなっていると思ったけど、体が重く感じたし動かなかった。今回は厳しい戦いになりそうです。はぁ、4日制は(調整が)難しい…」

 それでも準決勝、そして決勝では人気を集めること必至で、立て直しが急務になる。「しっかりダウンをしてよく寝て。3日目に少しでも良くなるように」と最善を尽くすべく、クールダウンへと向かった。