123、124期の新人選手を紹介する「Challenge! 新人競輪選手紹介」の新春一発目は石川航大(24=宮崎)をピックアップ。師匠の久島尚樹をはじめ霧島連山のごとく隆盛している宮崎勢の未来を担うのはこの男だ。

 自転車に触れたきっかけは「中学で水泳をやっていた時の同級生がマウンテンバイクをやっていて、そこで自転車というかマウンテンバイクに興味を持ち始めました」。

 それと同時期に父親がロードバイクを手にする機会があり、自身もマウンテンバイクと並行する形で現在の源流となる自転車に出会うこととなる。このころは「競輪という存在は全然知らなかったですね」。

 進学した都城工業高校では「マウンテンバイクが部活ではなかった」ことから競技へと進出。中長距離で活躍し京都産業大学へ。「調子も良くて団体追い抜きのメンバーとかにも選ばれてけど…」。ここでコロナ禍の世界になってしまったことが人生の舵を切らせることになる。

「一番は勉強できなかったこともあるんですけどね」と笑いつつ「コロナで競技がなくなって」大学を2年の時に中退。地元に帰った後は自転車から離れるつもりだったというが「高校の顧問の先生とか(高校の部活時代に知り合っていた)競輪選手の方から『もったいない』と言われて。自分としては自転車は趣味でもいいかな、と思っていたんですけど心残りもあって養成所の試験を受けることになりました」。

 1回目の受験は準備期間がなく不合格も、2回目でパスしたことから都城工業の同級生で同じ久島尚樹を師匠に持つ枝村弘樹と同期デビューとなった。北川は「宮崎のS級の方の中でも年齢が近かった」ことが久島に師事する縁だったが「枝村と誰を師匠にするとか話し合ったりはしなかったですね」。一門入りは偶然の一致だったようだ。

 枝村が昨年9月奈良で初Vを果たすと、自身は10月上旬の松阪で初優勝。久島も10月下旬の和歌山でS級初優勝を遂げ、12月佐世保ではGⅢで初めて決勝進出。さらに久島の師匠・四元慎也の門下では田村大が今年からS級の仲間入りを果たし、A級1・2班の福田要は11、12月で2V、ガールズケイリンの那須萌美も2023年は4Vと同門の勢いが止まらない。

「グループの雰囲気は和やかですね。久島さんにはレースの話だったりとかでアドバイスはもらいますし、休憩中は他愛もない話もします」。気を張り詰めないことで上昇気流を生み出している。

「(昨年は)気づいたら12月。一瞬でしたね」とデビューからの約半年を振り返りつつ、将来は「110点近くまで自力で取りたいな」。切磋琢磨しつつ宮崎を、九州をもり上げていく。

【Q&A】

――アピールポイント

 石川 地脚なので、最後のタレ幅が少ないところとか見てもらえれば。

――趣味は

 石川 今後やりたいことはあるけど、まだ手を出せてないですね。スノーボードやサーフィンは友達に教えてもらってやりたいし、釣りもやりたい。基本はアウトドアです。

――お酒は飲む

 石川 飲みますね。特にこのお酒が好きとかはないですけど。

――枝村選手と飲みに行くことは

 石川 稀にだけど、タイミングがあれば行きます。お酒の強さは五分五分です(笑い)。

 ☆いしかわ・こうだい 1999年6月28日生まれ、宮崎県出身。176・2センチ、81・4キロ。師匠は久島尚樹(100期)。