久留米競輪GⅢ「開設77周年記念 第32回中野カップレース」は5日、二次予選をメインに2日目を開催。実力者がほぼ順当に勝ち上がる中、苦しんでいたS班1年生の阿部拓真(35=宮城)も結果を出した。
少しずつ軌道に乗ってきた。嵯峨昇喜郎をマークした二次予選10Rは別線のあおりもあって最終2角で連結を外したが、外から追い上げて再ドッキングを図ると、最終3角からは自らタテに踏んで1着をもぎ取った。
初日特選は2着。2日続けての2連対は3月豊橋記念以来となる。結果が示す通り、本人もデキには納得で「今年に入ってからは一番状態がいいのかな」と笑顔がキラリと光る。
好調の要因は「今回みたいに高いレベルで走り続けて、体や脚力が対応できるようになった」。S班のあっせんは基本的にはグレード戦に限定される。スピード感のある9車の競走を続けることで、その流れにも次第にアジャストできるようになってきた。
S班となった当初「S班として強くなる姿を見てほしい」と話した。その言葉をまさしく体現している真っ最中だ。準決は同期で初日も連係した新山響平の番手回り。気心の知れた同期の後ろでタテヨコ機敏に動き、また一段階成長した姿を見せてくれるに違いない。