129期、130期(ガールズ)を紹介する「Challenge! 新人競輪選手紹介」のガールズ1人目は、徳島の新星・寺本愛花(24=徳島)を取り上げる。卓球の道は挫折したが、祖父(弘志=28期、引退)が競輪選手だったこともあり、ガールズケイリンの道へ進んだ根性娘だ。

 卓球を「小学2年から大学2年までやっていました」と153センチの小柄な体格でクリっとした瞳を光らせる。魅力に取りつかれ「卓球は好きでずっと続けてきたけど、壁にぶつかってしまって。全国大会には出場できたけど、そこで強い選手がたくさんいて負けてしまって」大学の途中で違う道を探すことになった。

 そんな時に妹の愛生(うぶ)さんがガールズケイリンの選手を目指すことに決めたという。そして「自分も、と。卓球では自分なりに精いっぱいできたので、妹も選手を目指すということもあり、新しい舞台で長く頑張れたら」とペダルを踏みこみ始めた。

 愛生さんは今年2回目の挑戦をするところで「お互いに頑張っていけたら」と、姉として先輩選手として頑張る姿を見せたい思いもある。武器になるのは練習へ取り組む姿勢だ。

「卓球は技術面とかを磨く時間があって、練習時間を長くとる感じ。毎日長く練習する。自転車はちょっと練習したら休憩しないといけないくらいきついけど、卓球で練習してきたことが生きている」

 徳島には藤原春陽(122期)、豊田美香(126期)の先輩ガールズ選手が2人おり「豊田さんにはアマチュア時代からよくしていただいて、春陽さんもレースがすごいしっかりしていらっしゃる」と感謝と尊敬のまなざしを送る。2人とも気持ちで戦うタイプなので、寺本も受け継ぎ「最後まであきらめない走りを見てほしいです」と根性を見せていく。

 5月からはルーキーシリーズを走ってみて「レースの難しさだったり、展開に付いていく技術だったりがまだ…」と感じつつ、「練習していることを出して少しずつ着に絡めるように」と一戦一戦に挑んできた。

 3つのシリーズでは決勝には勝ち上がれなかったものの、ルーキーシリーズ最終走になった熊本最終日の一般戦では3着と確定板入り。まだ自転車経験は浅く「レースの前の調整とか、アップとか、自分の一番いいコンディションに持っていけるように」といった課題を埋めていき、総合力のある、息の長い選手になっていく。

 7月本デビューは豊橋FⅠ(5~7日)の予定。爽快な〝マナカスマッシュ〟を繰り出してみせる。

【Q&A】

 ――昔の選手によると祖父の弘志さんはお酒が好きだとか

 寺本 祖父の家に行ったら、たまにお酒を飲んでいて、好きなんだと思います。

 ――愛花さんは

 寺本 私はお酒のにおいとかが苦手で、飲まないんです…

 ――卓球は楽しかった

 寺本 練習も好きだし、楽しかったです

 ―― 漫画「稲中卓球部」は読んだことありますか

 寺本 あっ、ち、ちらっと見たことあります…。

☆てらもと・まなか 2002年1月7日生まれ、徳島県出身。153・1センチ、56キロ。養成所順位14位。師匠=山本宏明(83期)。ニックネーム=まなてぃ。