岐阜競輪ナイターGⅢ「開設77周年記念 長良川鵜飼カップ」は29日に最終日を行い、12R決勝は山口拳矢(30=岐阜)が制した。GⅢの優勝は昨年8月の富山記念以来で通算5度目だが、地元記念は初V。
1着でゴール線を駆け抜けると地元ファンに向けて力強く右のこぶしを突き上げた。当地では2021年9月にGⅡ共同通信社杯を制しているが「あの時は(コロナ禍で)無観客だったし、お客さんの前で地元記念を勝ててうれしい。当時は良くも悪くもグレードレースの価値を分かっていなかった。今の方が地元の重みが分かる」と喜びを噛み締めた。
仲間に胴上げされる山口拳矢
前受けから後ろ中団まで下げ、打鐘目がけて後方の山崎賢人が仕掛けても動じなかった。最終2角7番手。「余裕もあったし、ブロックをもらわずスピードを乗せて行くことだけ考えていた」。前団の激しい攻防をあざ笑うかのように、外をぶん回してまくり切った。
岐阜勢は岩井芯や棚瀬義大ら若手が台頭しており「成績で見せていかないと」との思いは強い。次走の弥彦GⅠ寬仁親王牌でも、中部のエースとして大暴れする。