川崎競輪ナイターFⅠ「ラ・ピスタ新橋カップ」が1日に開幕。9RのS級予選は林大悟(31=福岡)が打鐘前先行で別線を完封し、そのまま押し切って白星スタートを切った。
名は大悟で顔はノブ。「一人千鳥」の愛称を持つ愛嬌たっぷりの人気レーサーが久々に笑顔を見せた。この日は福岡3車ラインの先頭でレースを支配し、そのまま力強く逃げ切った。「後ろの先輩たちがめちゃくちゃ援護してくれたおかげ」と謙遜したが、先行選手の苦戦が続く重いコンディションの中で1周半を逃げ切れたのは、自身の気配が上向きだからに他ならない。
「コケ過ぎて自分のフレームがなくなってしまった(苦笑)」と6月からは同県の岩谷拓磨から借りているフレームを使っているという。最初は「ごまかしながら」着をまとめていたものの、徐々に感覚が悪くなっていき「先月の青森記念の時は完全に迷走してました(苦笑)」とボロボロの結果に終わった。
ただ、追加で参戦した2場所前の岐阜FⅠで「セッティングをいじったら少しだけマシになった。方向性が見えてきた」と兆しをつかむと、前回の小松島FⅠは「走り方を失敗して決勝には乗れなかったけど、感じは良かったです」と上昇気流に乗り、そしてこの日の逃げ切りで「やっとセッティングが出ましたね」と確信をもった。
近況は〝裏開催〟でのFⅠ優出はあるものの、準決が壁になるケースが多々見られる。「こういう開催でしっかり決勝に乗っていかないとだし、まずは一つ結果を出せるように頑張りたい」と気合を入れ直した。
セッティングが定まった今なら久々に「壁」を越えることも可能なはずだ。