日本競輪選手養成所第127回生、128回生の卒業記念レース初日が4日、静岡競輪場で行われた。男子は在所1位の尾野翔一(25=福岡)を筆頭に、4人が無傷で準決へ進出するなど、ハイレベルの戦いが繰り広げられた。

 尾野は初日、在所1位の看板通り、2連勝の活躍で予選を突破した。養成所ではロング駆けを意識しており、先行回数は在所屈指。先行、まくりを主戦法に65走で48勝を挙げた。「勝ちたい気持ちが強いと先行が減るけど、そこにこだわって自力を出すことを意識していました」と、強い心構えで1年間を駆け抜けた。

 自転車競技の経験はわずか2年あまり。小学生から独立リーグまで14年間、野球に打ち込んだ。高知ファイティングドッグス、北九州下関フェニックスと所属した後、競輪界へ飛び込んだ。「直感で競輪に向いているなと思ったんです。足の速い人って細い人が多いけど、自分は線も太いし足も速かったから。思えば天職と思います」と新たなステージを心底楽しんでいる。

 準決、決勝も「完全優勝を目指します!」。猛チャージで畳みかけて在所1位の座を守り通す。