こんにちは、東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!

 先日行われたGⅠ日本選手権競輪は古性優作(35=大阪)選手の完全優勝で幕を閉じました。タテ、ヨコと連日抜群な動きを見せて悲願のダービー王に輝き、同時にグランプリの出場権も獲得しました。優勝後に涙ぐみながら語ったコメントが印象的で、昨年の苦しさや葛藤が伝わりグッときました。

 また決勝で大きなインパクトを残したのが、迷わず先行した佐々木悠葵(30=群馬)選手です。一次予選は7番手に置かれるも強烈にまくり返して白星スタートを切ると、内を伸びて1着だった二次予選、強烈なまくり追い込みで2着に入った準決はともに上がりタイム11秒0とデキの良さが光っていました。

 決勝では関東ラインの先頭を志願したというコメントも出ており、SS2人を背にした並びを見れば先行すると予想はできたものの、残り2周からの迷いない先行をした潔さやメンタルに衝撃を受けました。

 優勝すれば1億円以上の賞金とグランプリ出場権を獲れるチャンスで、別線の強力先行選手を相手に迷わず風を切った走りは、着以上の価値があるものだと思います。この頑張りが佐々木選手に返ってくることを心から祈っています。

 そしてA級で最近注目しているのは榎本光男(48=静岡)選手です。先日の弥彦ミッドナイト(4~6日)では、初日に勝ち上がりを逃したものの、2日目と最終日は1着で高配当を出しました。2日目は6番手からのまくり追い込み、最終日は単騎で切れ目から最後は外を伸びての1着と、年齢を感じさせないタテ脚が武器の選手です。

「冬が苦手だけど、暖かくなってきてだいぶスピードが出るようになってきた」というコメントも出ており、ここからさらに調子を上げてきそうで、ぜひ車券を狙ってみてください。

 また、A級の若手では中原航大(26=岡山)選手が復調気配を漂わせています。先日の京王閣(3~5日)では1月以来の決勝進出を果たしました。

 初日は鐘前からペースに入れると、番手選手をツキバテさせる力強い先行で圧勝。準決も鐘前からの押さえ先行で人気となっていた五十嵐綾(25=福島)選手を苦しめ、2着に粘りました。

 上がりタイムは11秒2とかなり好タイムで、五十嵐選手がなんとか3着に届く先行でした。決勝は後方になってしまい残念な結果でしたが、1月には90点以上持っていたようにポテンシャルの高い選手なので、しばらく追ってみたいと思います。

☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞。