函館競輪ナイターGⅢ「開設76周年記念 五稜郭杯争奪戦」は最終日の17日に決勝戦が行われ、松浦悠士(35=広島)が犬伏湧也のまくりをかわして完全優勝。昨年12月広島以来、通算25回目のGⅢ制覇を飾った。
これまでGⅡ優勝2回に、記念優勝1回。抜群の相性を誇る函館の地で、今年も松浦の存在感が際立った。カマシ気味にスパートした犬伏の踏み出しに口が空き「追い付いた最終バックの時点でいっぱい」の状況ながら、最後のひと踏みで犬伏を逆転。絶大な支持に応えてみせた。
「犬伏とは『行けるところから力勝負』という話をしていた。ファンもそれを望んでいると思うので。犬伏も(後方から迫った)嘉永(泰斗)も本当に強かった。抜けるとは思わなかったけど、勝てたのはうれしいですね」。迫力満点のスピード勝負を制し、充実感を漂わせた。
4月京王閣の落車で骨盤を負傷したものの「検査で骨折まではなかったので」と、5月平塚ダービーに強行出場して決勝4着。長期戦線離脱の危機を食い止め、今回の優勝へとつなげた。「こればかりは日にちが経たないと。戦いながら少しでも良くしていければと思います」。優勝という最高の良薬を手にした松浦の視線は、すでに先の戦いを見据えている。