岸和田競輪で開催される京都府営FⅠ「日本名輪会カップ 第36回中井光雄記念杯 CTC杯in岸和田」が26日、開幕する。S級戦士にガールズもいる大会だが、A級1・2班戦にも大注目の選手がいる。特別昇班後の初戦となる中村嶺央(21=千葉)だ。

 8月の立川と伊東、9月弥彦で3場所連続完全優勝を果たして10日付でチャレンジを卒業。新たなステージとなる今回へ向けては「父(浩士=79期)にも『いろいろ学んでこい』と言われたし、次も連勝というようりチャレンジャーとして、です。強い先輩から学びを得ようと思ってます」。目先でなく、先を見据えて競輪選手として成長するための第一歩が初日となる。

 順調な過程を辿る新星は周囲から見ても素質十分だが、当人はポテンシャルより環境の大きさを強調する。「僕の売り? 運の良さですね。父が選手で、練習仲間の方も強い。(自身の)ダッシュとか地脚とかではなく、運がいいなと思ってます」。

 受け答えも冷静に、的確に、謙虚に応じていたが、取材途中で練習から帰るところだった古性優作を目撃すると「すごい選手…。南(修二)選手の姿も見ましたし、緊張してきました…」とソワソワ。周囲の環境がいいからこそ、第一線で活躍する力や技術、なにより努力が計り知れないことは肌で感じている。

 目の前に一戦集中する中で「ファンのみなさんに勇気を与えられるレースができれば」という目標も持つ大器。A級1・2班戦でも日々成長を遂げていくのは間違いない。