防府競輪GIII「防府市制施行90周年記念 開設77周年記念 周防国府杯争奪戦」は2日、3日目を行った。郡司浩平(36=神奈川)はきっちり準決11Rを勝ち切って決勝進出を決めた。

 安定感こそこの男の本領で、遺憾なくそれが発揮された形だ。猿楽楓樹、室井蓮太朗という若者が相手で「力だけの勝負では勝てないので」とレースをどう支配するか、をお手本のように見せつけた。山口拳矢もいる構成だったが、丁寧に好位を確保しての仁王立ちだった。

 結果としては「詰まったりしたところがあって(渡部)幸訓さんと決められない形になったのは反省」と振り返ったものの、ファンの支持を集め続ける走りは光っていた。栄光のユニホームをまとっての一年は「意識はしていないつもりだったけど、どこかで」とちぐはぐになったことは否めない。GI戦線で結果を残せず、連覇をかけてのグランプリ出場もまだ分からない場所にいる。

「賞金で出ることは厳しいと思っている。競輪祭のタイトルを取ることだけを考えて」

 勝負のシリーズに向けて勢いをつけるためにも、勝ってこその決勝になる。勢いのある中四国勢をひとのみしてこそ…。それも、単騎の戦いで切り開けば視界は大きく開ける。