こんにちは、2023東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!
7月に123、124期生が本デビューをし、牧田悠生(24=新潟)選手が特別昇班一番乗りとなりました。ほかにも将来が楽しみな123期の選手は多いですが、私は特に高校時代に自転車競技をやっていた堀越翔己(25=福岡)選手に注目をしています。
ルーキーシリーズでは先行、まくり、カマシと様々な戦法で戦うも6走とも7着でのスタート。しかし本デビューしてからは1着も何度かあり、実戦を重ねていけばもっと強くなりそうな予感がします。
突っ張られても立て直してすかさず仕掛ける姿勢や、思い切ったカマシもあり、今後が楽しみな選手です。新人選手の活躍にぜひ注目してください。
今月は西武園GⅠオールスターも控えており、調子を上げている選手も多いと思います。そんな中、先日の富山GⅢで印象に残ったのは、決勝2着の北井佑季(33=神奈川)選手です。オールドルーキーとしてデビューして活躍が目立ちますが、今節は連日S級S班を相手に1着を取り、かなりデキが良く見えました。
二次予選では前受けからの突っ張り先行で佐藤慎太郎(46=福島)選手を振り切っての1着。準決勝では脚を使って好位置を確保し、最終ホームから仕掛けて郡司浩平(32=神奈川)選手を振り切りました。
決勝では前受けから真杉匠(24=栃木)選手と踏み合うも真杉選手を出させず、松浦悠士(32=広島)選手のまくりも合わせ切りました。最後は番手の郡司選手に差されてしまいましたが、2着に粘り見事にワンツー。調子の良い真杉選手と踏み合っての2着は本当に強かったです。
また、決勝ではしっかりとかわして優勝した郡司選手のうまさも改めて感じました。
北井選手の活躍によりさらに勢いが増していきそうな南関勢。多くの自力選手が勝ち上がっていくと、和田健太郎(42=千葉)選手にもチャンスが来るのではないでしょうか。和田選手は先日の小倉FⅠで、初日特選、準決勝と連勝で決勝に進出しました。特に準決勝では2コーナーで最後方も切り替えて内を踏み、最後は中を割っての1着でした。
3年前のグランプリの時のように、コースを見つけて突っ込んでくる和田選手に期待しています。
☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞。