防府競輪のモーニング7FⅡ「介護サービスのセービング杯 第46回幸せますカップ」は28日、ファイナル決勝戦を迎える。
7Rガールズ決勝へ、27日の2日目予選2・7Rを3着で滑り込んだのが渡辺栞奈(28=静岡)だ。「状況判断もできていた」と話すように、落ち着いた立ち回りを見せた。
昨年7月に街道練習中の事故で意識不明の重体。11か所の骨折を負った。「今回の前検日(25日)がちょうど1年前に事故を起こした当日で、初日の日にはまだ集中治療室。正直、怖い気持ちもありました」と話す。
当時の状況から「復帰できるとは思っていなかった」と話すが、そんな時に付けたテレビに、児玉碧衣の走る姿が映し出された。「碧衣選手の走りを見て、勇気をもらいました」。
今回、その児玉と決勝で戦う。「復帰してモーニング開催が初めてで久々すぎて…。2日目は初日と体の感覚が違ったし慣れてきた」と状態面も上向きだ。児玉はもちろん強敵だが、一緒に決勝で走れるところまで戻って来た喜びを感じつつ、レースに挑む。