伊東競輪GIII「開設76周年記念 椿賞争奪戦」は5日、12Rで決勝戦を行い、古性優作(35=大阪)が完全優勝で昨年1月和歌山以来、通算14回目のGIII制覇に花を添えた。2着が地元の大石剣士で3着は荒井崇博。
優勝はうれしい。しかし、高みを目指しているからこそ素直には喜べない。初手で渡辺雅也ラインを射程に入れる中団を確保。最終1センターで番手まくりに出た大石の上をまくりきった。それでも古性は「仕掛けが遅くて自分で苦しい展開にしてしまった」と内容を悔いた。
一方で、直前にパリ五輪3冠のハリー・ラブレイセンら競輪ワールドシリーズ招へい選手と模擬レースをするなど追い込んだことで得るものもあった。前検日から「体の疲れ」は口にしつつも、ペダリングへの手応えや「疲れさえ抜ければダービーも面白い」と自ら明るい話題も提供した。
次走は中2日で西武園GIII。「伊東と西武園で一つと考えている」のはGI日本選手権(平塚)での6日間の激闘を見据えてのものだろう。ダービー初Vに向けて王者の視界は良好だ。