伊東競輪GⅢ「開設76周年記念 椿賞争奪戦」が2日、開幕した。初日特選12は町田太我(25=広島)のタイガーチャージが炸裂した。

 深谷知広に中団でけん制される流れも、落ち着いて「深谷さんがその後、行かなかったので」と残り2周からフル稼働。力強く、かつ3番手に収まった吉田拓矢が「町田君が波をつくっていて、タイミングを取れなかった」、山口拳矢も「町田君のペースがうまかった」と振り返ったように、先行力の幅の広さを感じさせる逃げでレースを支配した。

 4角では「夢を見ました。このメンバーで」と逃げ切りが目前だったが、「ラスボスはやっぱり違いました」。ラスボスとは古性優作のことで、恐れ入る存在ではあるものの「いつか倒せるように」とニヤリと笑った。好調さは明らかで、シリーズ中に打倒してもおかしくはない。

 輪界にはそんな強敵がいる中、二次予選8Rでは町田よりさらに若い世代の山崎歩夢がいる構成となった。「山崎君はもう、大スターなんで」。謙遜していたが、初日に見せたような自力での経験は武器だ。自在に動ける川口聖二と末木浩二の動向も見極め、冷静かつ強烈な一撃を決める。