平塚競輪GI「第80回日本選手権競輪」は5日に大会5日目を行い、9R準決勝では佐々木悠葵(30=群馬)が2着に食い込み、GIでは2024年10月の寬仁親王牌(弥彦)以来となる決勝進出を決めた。

 寺崎浩平―古性優作―山田久徳と鉄壁の布陣で臨んだ近畿3車に一泡吹かせた。番手の渡部幸訓がS取りに成功。地元勢を出して中団に収まり、最終ホーム付近から動いた近畿勢を追って2センターで外に持ち出して踏み上げた。「寺崎さんが脚を使いながら行って、ゴール前でタレる感じだったので展開が向きました」。早めの仕掛けでは「(古性に)仕事をされちゃう感じだった」との冷静な判断も好結果につながった。

 関東は吉田拓矢、真杉匠とS班2人を擁しているが、その〝あおり〟で「グレードレースでは他地区でアウェーの戦い」になることが多い。今大会も1着で突破した3日の二次予選では新山響平にS班の嘉永泰斗らが相手で、6番車だったこの日は連係した渡部も4番車と車番には恵まれなかった。「自力だけだと点数を上げるのも難しい。何でもやらないと」という環境下での戦いが続いたことで、たくましさは増した。

 6日の11R決勝では吉田―真杉の前を担う。責任重大な位置で、迷うことなく存在感を発揮する。