平塚GⅠ「第80回日本選手権競輪」が1日に開幕する。1月大宮記念を途中欠場してから、長く出走していなかった阿竹智史(44=徳島)が前検日(4月30日)に状況を語った。

「昨年末の玉野からですね、おかしいと感じたのは」

 自転車に乗っている時に右足がまるで動かず、対処のしようもない。原因が分からず、大宮記念を走った時に「500バンクでふらつくようでは」と欠場し、治療方法を探した。

「ローラーに乗っていて、右側にヨレるんです。ローラーが曲がっていませんか、とも聞いたんですがそうではないと。バンクを走っていてもコーナーで右にヨレる」

 訪れた病院ではジストニアといった脳の病気とも診断されたが、薬での治療もうまくいかず。選手仲間の紹介で訪れた治療院で「左目ですね」と原因を突き止めてもらえた。針による治療を施してもらったところ、改善が明らかで「この人にお世話になろう」と最初の診断の3月20日以降、4回通って復帰につなげた。

「ママチャリは乗れるんですけどね。サンで固定すると右足がぐらんぐらんして乗れない。もう、自転車に乗れないかと。そんな状態だから2月には練習で落車し肋骨を骨折もした」

 周囲の人たちの心配も大きく、引退なのか…とも考えられたところを、仲間たちの支えで踏みとどまった。復帰は2日の一次予選8Rで「まずはしっかりと走り切りたい」と慎重に、かつ気持ちを入れて挑む。