宇都宮競輪GⅢ「宇都宮市制130周年 開設77周年記念競輪 第2回レジェンド神山雄一郎カップ」は最終日の2日、12Rで決勝を行い、寺崎浩平(32=福井)が関東二段駆けの上をまくり切って優勝。GⅠ優勝はあるが、GⅢはこれが初優勝となった。

 吉田拓矢が駆けて真杉匠が抜け出す――。そんな絵をファンも、そして真杉自身も描いていたかもしれない。しかし、輪界屈指の爆発力を誇る寺崎が脅威のスピードで関東勢をのみ込み、夢を打ち砕いた。

「関東の上を叩いて先行が理想だったけど、ピッチが上がっていたし、イチかバチか(構えた)。力で乗り越えられる感触はあったし、吉田君のかかりが良くて、真杉君も出るか残すか迷ったと思う。展開が向きました」

 意外にもGⅢは初制覇。最高の手土産を持って、次は地元地区のGⅠ高松宮記念杯(岸和田)へ向かう。「ようやく優勝できました。今回は長い距離を踏めたし、手応えもすごくいいものがあった。いい流れをつくれて弾みもついたと思うので、また明日から高松宮記念杯に向けて練習します」。喜びに浸ることなく、大一番へ気持ちをさらに高めていた。