西武園競輪のFⅠナイターは21日に2日目を迎え、6Rのガールズ予選2は当銘沙恵美(25=愛知)が小坂知子(38=岐阜)のまくりに乗って快勝。人気を集めた広木まこ(30=福岡)は見せ場をつくれず6着と大敗した。

「もう、なにやってるんだろう、私…。やっちゃいました…。ネットでも(悪口を)言われていそう。出てから携帯を見られないです…」

 引き揚げてくるなり、落ち込んだ様子で何度も自分を責めた。

「スッとスイッチする準備をしておけば良かった。バキって音が聞こえてビビりが発動してしまった。そのあとも何か所か行けるポイントはあったけど、全部逃してしまいました。地脚を生かせるように消耗戦に持ち込むべきだったのに…。はぁ…」

 反省しかない2日目の走りだったが、それでも初日の1着が効いて決勝へ滑り込みに成功。「なんとか権利は取れたので、ヘッポコだった今日(2日目)の分まで頑張りたい。レベチが1人いる(児玉碧衣)けど、第二先行を覚悟するくらいの気持ちで前々に踏んでなんとかしたい!」と自らを鼓舞した。

 充実期に入ろうとしている今なら、持っている力さえ出し切れば〝女王〟が相手でも好勝負に持ち込むことは可能だろう。