大宮競輪FⅠは7日に2日目を行い、11R準決勝で2着に逃げ粘った橋本瑠偉(31=栃木)が8か月ぶりの優出を決めた。車番もなく後ろ攻めとなったが、前で別線の仕掛けを待っていた渡辺雅也をホームで切り、腹をくくって駆けて好結果を呼び込んだ。
長い道のりだった。最後に決勝に乗ったのは2月立川(同県の神山拓弥が優勝で橋本は準V)。予選回りでの初日1着が2度あったものの、特選スタートでも準決敗退が続き、気がつけば105点台だった競走得点は97点台まで落ち込んだ。
大きなケガをしたわけではなく「練習もしていた」。それでも結果が伴わなかったのは「気持ちの問題ですね。何をしても勝てないんじゃないかというメンタルになっていた」から。負のスパイラルの中で、もがき苦しんだ。「自信をもって臨めれば成績もいい」。頭では分かっていたことを実戦で体現し、ようやくトンネルの出口にたどり着いた。
最終日(8日)の12R決勝は同県の後輩で、練習仲間でもある福田稔希を目標に得た。後位も盤石で3番手に地元の久木原洋が付いて鰐淵圭佑が4番手を固める。福田とのレースでの連係は初めてでも「練習では楽に付いていけている」というだけに、昨年11月の小松島以来となる優勝も夢ではない。