昨年のグランプリ覇者・郡司浩平(36=神奈川)が16日、神奈川・川崎市役所の福田紀彦市長を訪れ、児童養護施設と乳児院に100万円分のギフトカードを寄付した。

 福田市長から感謝状を手渡された郡司は「お世話になっている川崎市の力になれればという思いは常に持っている。こういう機会を得られていい時間を過ごすことができました」と引き締まった表情。子供たちへの支援についても触れ「自分も子供の頃に選手のこういう姿に憧れていた。スポーツだけでなく将来に向かっての活動の支援になれば」と話した。

 福田市長への表敬訪問は3回目。これまで何度も顔を合わせる機会があり、市長との歓談も和やかなムードで進行した。強さの秘訣を問われ「いい環境で練習させてもらっているし、川崎や平塚で大きなレースも開催してもらえるので」と、地元でのビッグレース開催がモチベーションになっていると話した。郡司から「市長も全然お変わりないですね」と話を振ると、市長が「私も郡司選手の垢を煎じてトレーニングしないといけない」と笑顔で返す一幕もあった。

 川崎では来年度(2028年2月)のGⅠ全日本選抜開催が決まっており、郡司も「そこを選手生活のピークにしたい」と位置づけている。話は5年前(21年2月)に郡司が制した川崎大会にも及び、福田市長からは「また優勝して盛大に祝勝会をやっていただきたい」とエールを送られた。

 先日のGⅠ寬仁親王牌を終え、賞金ランクは位。3年連続のグランプリ出場には、来月のGⅠ競輪祭(小倉・11月18日~)を獲るか、決勝での賞金上積みが絶対条件になる。現状については「前回でもう少し楽になりたかったけど」と苦笑しつつも「調子は良くなっているし、レースでの判断や細かいミスをなくせば獲れるという感覚もある。調子を維持しつつ、先も見据えながらいつも通りにやっていきたい」と、今年最後の大一番への手応えをにじませた。