令和6年能登半島地震復興支援競輪として行われている高知競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 よさこい賞争覇戦」は3日目の13日に準決勝が争われ、10Rは内を突いて3番手を奪った深谷知広(34=静岡)が豪快にまくって快勝した。
これが進化した深谷のスタイルだ。打鐘2センターでは8番手に位置していたが「みんなが外を警戒していて内が空いていたので。行けるところまで、って」と3番手まで進出すると、すかさずまくり発進。「道中で脚を使っていなかったのでゴールまで回せた」と末良く押し切った。
前回後に「体調を崩していた」影響で、直前は「実質2日くらいしか練習できなかった」と不安いっぱいで迎えた今シリーズ。初日のレース後も「全然踏み込めなかった」と険しい表情だったが、2日目に一変。「だいぶ上向いたししっかりモガけた」とさすがの修正力を発揮し、準決の快勝へとつなげた。
「気持ちがレースに向き始めている。あとはコンディショニングをしっかりして」と決勝へ頼もしい言葉を並べた深谷が決勝で激戦を断つか。