昼間開催となる京王閣競輪のFⅠ「大阪・関西万博協賛競輪」が27日に幕を開ける。寺崎浩平(31=福井)、松井宏佑(32=神奈川)らが参戦する豪華シリーズだが、ダービー出場へ賞金加算を加算したい地元の高橋築(32=東京)もV争いに名乗りを挙げる。
GⅠ日本選手権(4月29~5月4日=名古屋)の選考期間は1月末の開催まで。ボーダーよりやや下に位置すると思われる高橋は今回の地元戦での賞金加算が至上命題となる。「ダービーに出られる(可能性がある)とは考えてもいなかったので、順位とかもそこまで気にしていませんでした(笑い)。でもまだチャンスがあるってことですね。それなら精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
年始の立川記念で優出するなど成績は安定している。「練習で〝良い感じ〟と思ったことは最近全然ないけど、レースになると結果を残せているので。今回も普段通りしっかり練習はやってきました」と態勢は整っている。
GⅢを含めても地元戦ではほとんど決勝を外しておらず、今シリーズも大きな期待が持てそう。まずは12Rの初日特選で鈴木竜士(31=東京)に乗って鋭脚を繰り出し好発進といきたいところだ。