静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催されている「2025ジャパントラックカップ」は30日、「ジャパントラックカップⅠ」の最終日を行った。

 この日の前半に行われた男子のケイリンは太田海也(楽天Kドリームス)が圧倒的な仕掛けで優勝し「決勝はレベルの高いレースを勝てて良かった。自分の力を余すことなく走れて、上がりタイムも9秒6で上がれた」と納得の表情を見せた。

 準優勝が新星・中石湊(楽天Kドリームス)だったことについて太田は「(強化指定)Bチームの選手は計り知れない力を持っている。成長し切っていない段階で今回の走りだったし、自分は背中を押されて成長できている。日本のレベルが底上げされているので、世界の選手が出てきても劣ることなく戦えている」と日本チーム内の充実ぶりも実感していた。

 3位に終わった山崎賢人(日本ナショナルチーム)は「ポジションが、上がっていたのが…」と今後への修正課題を口にしていた。

 31日~6月1日は「ジャパントラックカップⅡ」が引き続き開催される。