岸和田競輪の大阪・関西万博協賛ガールズGⅠ「第3回パールカップ」は17日、初日を迎え 大久保花梨(27=福岡)がたまったものを噴出させた。
育児をこなしながら好成績を残す〝二刀流レーサー〟は、今回がGⅠ初参戦となった。
西日本ガールズ一次予選5Rは初手で2番手を確保すると、児玉碧衣や坂口楓華が後ろでけん制し合う中、前受けから日野未来が先行する流れになると、果敢に番手から先まくりを敢行。真後ろの尾方真生には差されたが、2着で堂々の予選突破を決めた。
「私はノーマークだったので(笑い)。いい展開だったしタイミングも良かったです」と花梨スマイルが弾けた。
かつてはコレクションの常連だったように実力は折り紙付き。産休中にガールズGⅠが新設され「いつも(GⅠは)画面で見ていました。私も早く走りたいなって」と思いを強くすると、復帰後もコンスタントに白星を重ねてGⅠ初出場にこぎつけ、さらに予選突破にも成功した。
2場所前には落車の憂き目にあったが「選手をやっている以上、落車はつきもの」と言い切る強いメンタルで克服。準決勝でも好勝負に持ち込めるデキにある。「もう一発、出せるように頑張ります(笑い)」と力強く語った。