名古屋競輪GIII「アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪」(優勝賞金510万円)は26日、12Rで決勝戦が行われ、2角からまくった北井佑季(36=神奈川)が優勝。2023年9月向日町以来、通算2回目のGIII制覇を飾った。
最終ホームでは北井の前方で西田優大が落車。それでも「落ち着いて見られたし、驚くことなく対応できた」と冷静に対処した。隊列が短くなった2角から踏み込むと力強く前団をのみ込んだ。
「スピードをもらっていい感じでいけました。最後は思い、力を精いっぱい出してゴール線まで必死でした。多分、優勝だろなと確信しました」
ドーピング違反による長期欠場から今年1月にA級1班として戦列復帰。今月初旬の玉野で特昇を決め、S級復帰2場所目で早くもGIII制覇にまでこぎつけた。「S級に戻って初めてのGIII。いろいろな思いがあったし、ホッとした気持ちがあった」と胸の内を明かした。
この優勝でGI競輪祭(11月小倉)の出場権も獲得し「一個上のステージでまた戦える」と前を見据える。北井にとっては、ここからが本当の意味での再スタートとなる。