岸和田競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第76回高松宮記念杯」は20日、4日目を行った。寺崎浩平(31=福井)は二次予選9Rで地元の南修二とワンツーで準決進出を決めた。
GⅠ初Vを目指し意気揚々と乗り込んできたものの、一次予選1は〝悪いクセ〟が出て仕掛けのタイミングを逃し、後方不発とホロ苦スタート。ただポイント制だったことが幸いし、一次予選2でカマシを決めて巻き返すと、二次予選も豪快なカマシで別線を圧倒し、初日に迷惑をかけた地元の南とワンツー。無事に準決勝までこぎつけた。
「初日の失敗をしっかり修正できたし、2、3走目は逃げて残れたので。特に二予は風が強くて重い中でもパワーを出して走れたし、いいと思います」とデキにも納得している様子だ。
準決は古性優作を従えての一戦になる。3月ウィナーズカップ(伊東)の初日と優秀戦では、古性を振り切って連勝を飾ったが「3・3だから押し切れたけど400だったら差されていたと思う」と当時語っていた。
タイトルを取るためには、別線だけではなく、普段は心強い仲間でもある古性や脇本雄太にも先着しなくてはならない。ここはまずワンツー決着が一番の目標となるが、古性を振り切っての優出となれば、初タイトルもグッと近づくはずだ。