岸和田競輪FⅠ「パチ7カップ 牛若丸賞」が10日に開幕。12R初日特選では青野将大(31=神奈川)が南関3車の先頭で自力勝負に出る。

 前回の平塚では初日特選7着、準決4着で決勝進出を逃し、最終日も3着。「最近はFⅠで決勝に乗れていないし成績は安定していないけど」と前置きしつつも「そんなに悪い感じはない」。特に焦りはないようだ。

 中5日で迎える今開催に向けては〝ノビノビ〟と調整できた様子。というのも「小田原記念に(練習仲間が)みんな行っちゃったので気持ちよく練習できました(笑い)」

 小田原記念に参加の師匠・小原太樹や郡司浩平、そして練習でめっぽう強いと評判の弟弟子・塩島嵩一朗(11月4~6日の小倉に参戦)らに「いつも引きずり回されている」ため、彼らが不在の〝つかの間の自由〟を満喫した。

 初日特選は南関3車の先陣役で、番手に和田健太郎、3番手に新田康仁と頼れるベテラン勢が続く。前検日は和田が飛行機の遅延で到着が遅れ「このまま到着しなければ気楽なんですけどね(笑い)」と冗談を飛ばす余裕も見せたが、本番になればスイッチオン! ラインの厚さを味方に気迫の先行勝負で南関決着を目指す。