岸和田競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第76回高松宮記念杯」(優勝賞金5090万円※副賞含む)は22日、最終日を迎える。東西別の準決を勝ち上がった9人で行われる12R決勝は、輪界の次代を担う太田海也(25=岡山)に注目が集まる。

 2023年11月小倉の競輪祭以来、1年半ぶり2回目のGⅠ優出に成功。ただ「2年前から全然成長できていない。自分の中ではもっと強くなっているはずだったけど…。もっと力があれば(清水)裕友さんと決められたはず。裕友さんのおかげで勝ち上がれたけど、脇本さんとの脚力差を痛感した」と喜ぶどころか、自身の脚力不足を嘆いた。

 自己ジャッジこそ厳しいが、一次予選の2走はいずれも援軍を失いながら力強く押し切って連勝。白虎賞と準決勝は展開が向いた脇本雄太の強襲に屈して連敗も、それでも確定板は外しておらず、ここまではほぼパーフェクトな内容といえよう。

 結果的に準決3着の清水も勝ち上がり、決勝では3走連続でタッグを組むことになった。「仲間が付いてくれると心強く走れる。せっかくの決勝だし、自分が取るために、というのはもちろんだけど、裕友さんにも恩返しできるように頑張りたい」と力強く意気込みを語った。世界クラスの豪脚を発揮して、一気にタイトルホルダーの仲間入りを目指す!