12日に開幕する取手競輪GⅢ「第1回ワールドサイクリスト支援競輪」を前に、根田空史(37=千葉)の表情には自信が満ちあふれていた。

 前回松山では昨年3月の松戸以来となる優勝を、これまた2024年3月宇都宮以来の完全Vで飾ったのだから当然だろう。競走内容も初日こそまくりだったが、準決と決勝は逃げ切りで「持ち味を出せた」と手応えも感じている。

 当地は1月のFⅠ戦でしっかり決勝に乗った。この時期は風が選手を悩ませるが、むしろ根田は大歓迎。〝重馬場〟は得意で「風は吹いても大丈夫。コンディションは悪い方がいい」と言う。

 今開催はGⅡウィナーズカップ(防府)の直前とあってS班不在。十分に優勝を狙えるメンバー構成で、最大の敵は「花粉だけ」と力強い。しかも近年は「だいぶ花粉症の症状もマシになって以前ほどボロボロになる感じはない」という。

 初日は渡辺雅也と南関2車で「雅也も『頑張りたい』と言っていたけど戦法的に自分が前の方がいい」と、いつも通りに自力での勝負を買って出た。追い風が吹けば2017年2月の奈良記念以来のGⅢ制覇も夢ではない。