宇都宮競輪GⅢ「宇都宮市制130周年 開設77周年記念競輪 第2回レジェンド神山雄一郎カップ」が30日に開幕し、松井宏佑(33=神奈川)が盤石のまくりで5Rを制した。

 初日1着は2月の奈良記念以来でおよそ4か月ぶり。番手で昨年大会の覇者でもある小原太樹を振り切っての1着に「前検日も今朝も指定練習で感じが良かったし、500バンクも苦手ではない」と手応えを口にした。

 今年最大級の目標でもあったGⅠ日本選手権(平塚)は準決敗退と不完全燃焼に終わった。原因は2月GⅠ全日本選抜(熊本)初日の落車。「あれで全部崩れましたね。左肩やヒザがずっと痛くてウエートトレーニングもできなかったので…」。地元での大一番を意識するあまり「早く戻さないと…」との思いばかりが募り、悪循環に陥った。

「これまで何度も落車はしていますけど一番きつかったですね。底の底まで落ちた感じでした」

 ただ、焦っても仕方がない。体を含めて一からつくり直すつもりで通常の練習に加えて低酸素トレーニングも導入したという。「ダービーは来年も平塚で開催されるし、今は来月の高松宮記念杯(岸和田)に向けて追い込んでいます」。その過程での白星発進は励みにもなるはずだ。

「今が頑張りどきだと思っています」。完全復調へ、後ろを振り返ったり立ち止まってはいられない。