取手競輪GⅢ「開設76周年記念 水戸黄門賞」は27日、開幕する。初日メインの12R特選は簗田一輝(30=静岡)に注目したい。
前回のGⅠ高松宮記念杯(岸和田)ではビッグで自身最高位となる準優勝に輝き「反響というほどではありませんが、いろんな方から『おめでとう』と言っていただきました」。しかし、心の底から満足はしていない。「古性(優作)さんに跳ね返されたうえに、寺崎(浩平)君を転ばせてしまっていますからね。それがなければ2着でもよかったんですが…」と心境は複雑だった。
ただ、こんな見方もある。同県の大先輩でもある渡辺晴智は「古性に次ぐ準優勝で『悔しい』とか『内容が…』と言えるのは、すごいことだよ」と評していた。より高いレベルを目指しているからこその見過ごせない課題――。静岡のホープから屋台骨を担う中心選手へと立ち位置が変わってきたことへの自覚もあるのだろう。
初日特選は南関3車で前は岩本俊介が担い、3番手を「2人の時は前で頑張ってもらっているので」と小原太樹が固める。相手は真杉匠―吉田拓矢に新田祐大―成田和也、単騎の南修二、山田庸平と〝くせ者〟揃いだが「隙を見せたら来そうだし、勝負しないといけない」と与えられた番手の役目を全うするだけだ。