取手競輪GIII「開設76周年記念 水戸黄門賞」は28日、2日目を行った。岩本俊介(42=千葉)は、冷静な判断で勝利をもぎ取った。
二次予選7Rでは中近3車の内へ潜り込むそぶりを見せるも引いて後ろ中団を確保。先行した関東2車をのみ込んだ中近勢の、さらに上を行き、1着でゴール線を駆け抜けると「GIの後で精神も肉体も疲れている中で届いて良かった。初日の反省を生かしてのびのびと走れました」と充実感を漂わせた。
S班だった昨年は番手や3番手を担うことも多かった。その分だけ「自力でやるのは自分にとって大事なポイントで、脚を戻すのに時間がかかった。レース脚も落ちていたし。最初は先行しては飛びまくってで、思ったよりもきつかった」。ただ、結果を恐れず体に刺激を入れ続け、本来の自力屋としての輝きは確実に戻ってきた。
ビッグになれば、再び深谷知広や郡司浩平の番手や3番手を担うことになる。それでも自分のスタイルを変えるつもりはない。「あのクラスの3番手にもなると脚がないと務まらない。その意味でも、しっかりと自力を磨いていきたい」。29日の3日目準決10RでもGI高松宮記念杯(岸和田)で準Vの簗田一輝とのコンビで存在感を示す。