富山競輪GⅡ「第42回共同通信社杯競輪」は19日、2日目を行った。二次予選B・6Rで輝いたのは、荒井崇博(47=長崎)だった。
ファンはもちろん、選手たちの心がときめいた。同県の山崎賢人は瞳を輝かせ「すごすぎる」と感動し、井上昌己も芸術作品を見たかのようで、後藤大輝は「先行を教えてもらいました」と小さな目を見開いていた。他地区の選手たちも「すげえ」と口を揃え、取鳥雄吾にしても「これが荒井さんなんですね」と尊敬のまなざしを送った。
荒井はまんざらでもない様子で、審議にはヒヤッとしたものの「ラッキー」とひと言。打鐘の時の心境を聞かれると「知らんよ」と一撃。それでいて爽快な笑顔で「隙を突くしかなかった。付いていってまくりと思ったけど、ベタ流ししたので、あそこしかない。後は知らん」と展開のアヤを単騎で完結させた。
レース直後は坂本健太郎と振り返り、単騎同士だった坂本が「荒井さんはあの動きと思ったけど、付いていけなかった」と悔しがると「付いてこんか」と笑顔で一喝。接触した自転車の整備をしながら、他地区の選手でもすれ違う人がいればみな捕まえてほとばしる思いを熱く語っていた。
前2走は自分での戦いだったが、3日目(20日)準決12Rは石原颯の番手が回ってきた。決勝へ突き進む。