富山競輪GⅢ「開設74周年記念 瑞峰立山賞争奪戦」は2日、3日目を行った。準決12Rは3着での勝ち上がりとなった犬伏湧也(30=徳島)が険しい表情で決勝への決意を語った。
「S班1人ですし、責任感のある走りをしたい」
準決12Rではラインから1人だけの勝ち上がりになり、「状態は悪くないけど組み立てが悪い。後ろの選手に迷惑をかけてしまった」と唇をかみしめた。
自分への悔しさも相当な様子で「今年は(S班となった4月以降は)優勝もないし、優勝したい気持ちもある。勝ちに行ってラインで決められれば」と高いものを求めてファイナルに挑む。ただ勝つだけの走りでは、納得できない。
S班としての初優勝を、ふさわしい走りでつかみ取る。そして、次走の函館GⅠオールスター(12~17日)につなげる。