いわき平競輪GⅢ「開設73周年記念 いわき金杯争奪戦」が25日に開幕する。近畿黄金タッグの脇本雄太(34=福井)と古性優作(32=大阪)が、大好きないわき平で暴れる。

 脇本は新年初戦の大宮記念は二次予選で2着に入ったものの、3日目以降を欠場。「帰って検査をしたらインフルエンザでした」と出鼻をくじかれた。

 今シリーズが仕切り直しの〝今年初戦〟となるが、「少し長めの休みを入れて、そのあとは1週間しっかり練習しました。寺崎(浩平)君ともやって悪くはなかったし、体調なんかもちょっとずつ回復していると思います」とそれなりの状態にはあるようだ。

 いわき平は2018年のオールスターでGⅠ初優勝を達成した地で、2022年には日本選手権も制しており、脇本にとって思い入れの強い好相性バンク。「寒い時期にいわき平を走るのは久々だけど、そこは相性の良さでカバーしたい」と言葉に力を込めた。

 古性とは初日が今年の初連係になる。思えば古性がGⅠ初Vを達成した2021年のオールスターも、ここいわき平が舞台だった。また約3か月後には当地でGⅠ日本選手権(4月30日~5月5日)も開催される。

 ダービーの前哨戦ともいえる今大会で、またしても最強コンビが好連係を見せつける。