いわき平競輪ナイターFI「東京スポーツ杯」は1日、2日目を開催しS、A級ともに決勝メンバーが出揃った。A級決勝は前回松阪の決勝でも対戦した辺見竜馬(24=福島)と辻田祥大(23=三重)のリマッチに注目が集まる。

 その松阪では優勝した辺見に軍配が上がり辻田は3着。だが、辺見は勝負どころで辻田ラインに出られた内容に「あれではダメ」と納得していない。一方の辻田は「思ったよりやれて自信になった」と、同期のエリートを相手に好勝負に持ち込めた流れを今節の快走につなげた。

 辺見は2走とも後ろときっちり決める中身の濃い走りで順当勝ち。これで5連勝とS級特昇も視野に入るが「今節に関してはまったく意識していない。決勝もラインで決まるように」と内容重視の走りを強調した。

 辻田は地脚を生かして長い距離を踏み抜く粘り強さが身上だが、準決は「自分でもビックリ」と実戦で初めて2角まくりを決めるなど、一戦ごとの進歩が目覚ましい。これといったアマ歴はなく典型的な叩き上げだが、同門の坂口晃輔が「思ったより太い雑草かも」と評した意外性と伸びしろが魅力の新星だ。

 風貌は、負けん気の強さが表情からにじみ出る辺見に対し、辻田はいい意味で〝擦れてない〟朴訥としたメガネ君。そんな2人のキャラクターにも注目しつつ、将来性豊かな2人のパワー勝負を楽しみたい。ライン的には唯一3車になった辺見が優勢だ。