いわき平競輪ナイターFⅠ「東京スポーツ杯」が31日に開幕する。当初のあっせんには、レース中の事故で19日に亡くなった伏見俊昭さんの名前があった。その代役として地元戦に臨む小松崎大地(43=福島)が伏見さんとの思い出、今節への思いを語った。
追加の連絡が入ったのは前回岸和田FⅠ(20~22日)の開催中。本来なら次節のGⅠオールスター(松山・8月11~16日)への練習、調整期間に充てたいところだが、伏見さんの欠員分と確認し二つ返事で受諾した。
「伏見さんの替わりじゃなかったら受けなかったかもしれません。でも、こういう機会は2度とないこと。(伏見の代役と)聞いたところで受けると決めました」
伏見さんとの思い出は数え切れないが、最もインパクトがあったのは初対面の時だという。小松崎のアマチュア時、選手になる2年前で「目の前で見た時のオーラ、スター性がすごかった。もちろん他の人たちもすごいんだけど、伏見さんはとにかくカッコよかった」と、まばゆいばかりの存在感に圧倒されたという。
思い出のレースには初連係となった2014年1月松阪FⅠの初日特選を挙げた。「任されてメチャクチャ緊張して気合が入って、フルスロットルで行ったら2人ともダメで(苦笑)。レース後はトイレに駆け込んで、もどしたんですよ」。今となってはそれも小松崎にとっては貴重な選手生活の1ページだ。
「厳しかったけど、今にして思えばいろいろ気にかけてくれていたと思う。連係した時は自分のやることは明確だったし、一緒に走ることで自分のレベルも上がっていったような気がします」
前回からは日にちがない中でも「そこまで暑くなかったし、計画的にやってきた」とできる限りの準備はしてきた。「とにかく(伏見さんは)競輪が大好きな人だったので、走れる自分がしっかり走ろうと思います」。なりふり構わず結果にこだわり、大役を全うする3日間が始まった。