西武園競輪のナイターFⅡ「第14回東京スポーツ杯」は14日、2日目を迎えた。3Rのチャレンジ準決勝は佐々木亮太(20=青森)が人気に応えて快勝。無傷で決勝へとコマを進めた。
初日に逃げて一番時計を記録した佐々木が、準決も早めに叩き返して連勝。完全Vに王手をかけた。準決は傍から見れば完勝も「バンクコンディションは初日より良かったはずなのに重かったし、タイムも1秒くらい遅かった」と首をかしげ「ペース駆けとか徐々に踏み上げる形ならいいけど、準決みたいに〝踏んで、やめて、もう一度踏む〟展開になった時のもう一度踏み上げる力が足りない。特進している選手とは、その部分で差があるんだと思います」と課題を挙げたが、これは求めている理想が高いから。気配自体は決して悪くない。
今回は父で師匠の健司(50=76期)と同時あっせん。「先月の川崎ミッドでは(父親の前で)優勝できた。すぐにアドバイスをもらえるし、組み立ての面でも自分はまだまだなので(助言をもらえるのは)大きい」と歓迎のクチで、父は2日目に落車してしまったが、最終日も出走できるようで、これは非常に心強い。
単騎の決勝は「うわ~、7番車だ(苦笑)」と外枠となるが、作戦参謀のアドバイスを取り入れつつ、最後は自慢の豪脚で乱戦を断つ。