JKAは25日、ガールズケイリンの野口諭実可(32=大分)のドーピング違反認定と出場あっせん停止が決定したこと発表した。

 野口は大宮競輪参加中の2月27日にドーピング検査対象選手に選定されたところ、翌28日に分析機関よりA検体から禁止物質である蛋白同化男性化ステロイド薬「ナンドロロン」の代謝物、抗エストロゲン薬の「クロミフェン」及びその代謝物及び「タモキシフェン」の代謝物が検出されたとの通知があったという。

 3月1日に本人に通知され、2日からはあっせん保留の措置が講じられた。その後に事情聴取など調査を行った結果、ドーピング検査において禁止物質が検出された事実によるドーピング違反と認定し、出場あっせん停止(2025年4月1日から3か月間)が決定した。

 併せて競輪界における今後のアンチ・ドーピングへの取り組みも発表。従来は全ての競輪開催の中から無作為で抽出し実施していたドーピング検査体制について、今後はそのうちGⅡ以上については全ての開催で実施される。

 また、ドーピング違反者に対するあっせん停止期間を最長1年とするとともに、複数回の違反者に対しては登録消除を含めた措置が講じられる。