伊豆ベロドロームで開催されている「第94回全日本自転車競技選手権大会トラック」が22~25日の日程で開催されている。23日に行われた男子スクラッチを制した橋本英也(JPCA)が考えている自転車人生とは…。

 中距離種目のエースとして長く活躍を続け、各地のロードレース出場など多岐にわたって業界を盛り上げている。もちろん、競輪選手としても走れる開催を全力で戦っている。

「競輪は僕にとってとても重要なもの」

 今は脚質、戦法的なものもあり競輪での活躍が困難だが、必ず…の悲壮な決意と楽しみにしているものがある。

「競技の方の区切りが着いたら、競輪に向けての体つくりをきっちりやる。そこから、最年長選手になりたいですね」

 まだ、31歳。競輪に集中できるようになれば「S級でも活躍を。当然、最大の目標はグランプリ優勝」と目標を定めていく。ファンとしても待ち遠しいところで「これからの人生の中で競輪で過ごす時間の方が長くなると思うんです。競輪は僕に重要なものに間違いないんです」。

 もう少し、その時、その挑戦が始まるのには時間がかかるわけであっても、自転車を愛し、人を愛す男のこれからに期待しかない。