伊豆ベロドロームで開催されている「第94回全日本自転車競技選手権大会トラック」は24日、3日目を行った。男子ケイリンでは昨年の世界選手権覇者として出場した山崎賢人(TEAM RAKUTEN K DREAMS)が準決(2分の1決勝)で3位入線もまさかの降格…。
「谷、ばかりです…」
昨年10月デンマークで開催された世界選手権のケイリンで37年ぶりの金メダルを獲得し、勇躍今年は大活躍を…と期待されていた。
だが、競輪の方では6月岸和田GⅠ高松宮記念杯で先頭誘導員への妨害行為であっせん停止を受けることになってしまった。そして、10月の世界選(チリ)へ弾みをつけるはずだった今回は、競輪のような動きで内側の選手と並走し、降格…。
「谷しかない。これはもう滝行に行くしかない」
アクシデントが多い人生でもあり、一度きっちり立て直していく。山、多き人生へ――。ケントは生まれ変わる。
写真 山崎賢人
エトキ=山崎賢人が滝行で流れを変える