松戸競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は24日、2日目の開催で二次予選7個レースを行った。7Rでは北津留翼(40=福岡)が盟友の園田匠と1着同着、3番手・松川高大も3着に入り、ライン上位独占で準決進出を決めた。
3人の息が合ってのワンツースリーだった。松川が1番車を生かしてS取りに成功。北津留には「南関の番手まくりが怪しい」との思いもあったが、別線への対応は後ろの2人に任せて「自分のペースで逃げるだけだった」。
思い通りの突っ張り先行で主導権を握り、最後は満を持して直線勝負。し烈な逃げ差し争いの末に仲良くゴールし、北津留は「抜かれたと思ったけど、同着で良かった」と満面の笑みを浮かべた。
単騎で臨んだ初日特選は、鮮やかなまくりで制していた。「初日はたまたまだし、二次予選はラインのおかげ。GⅠの後だし、集中力は低下していると思う」と控えめだが、レース内容は悪くない。
一方の園田も「初日のミスで活が入った。オールスター期間中は1週間で4日しか走っていなくて芯が入っていなかったが、これで入った」と状態は上向き。3日目(25日)の11R準決は北津留―園田―小川勇介の小倉トリオ連係で、郡司浩平―和田健太郎―伊勢崎彰大の地元南関勢をはじめとした別線撃破に挑む。